“人力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんりき53.8%
じんりょく20.5%
にんりき17.9%
じんりよく7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その名千代香ちよかは女学生か看護婦の引越同様、わけもなく表の車屋を呼んで来て、柳行李やなぎごうりに風呂敷包、それに鏡台一つを人力じんりきに積ませ
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
細工に落ちるというが、ぼくのやる事は自然の手順が狂わないようにあらかじめ人力じんりょくで装置するだけだ。自然にそむいた没分暁ぼつぶんぎょうの事を
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
スウェーデンの牧牛女うしかいめは狼を黙者だんまり灰色脚はいいろあし金歯きんばなど呼び、熊を老爺おやじ大父おおちち、十二人力にんりき金脚きんあしなど名づけ決してその本名を呼ばず
また二十尺にじつしやく三十尺さんじつしやくたかいし兩側りようがはてゝ、そのうへよこ巨石きよせきせてあるものなどは、たゞ人力じんりよくだけでもつてなされるものではなく、種々しゆ/″\工夫くふうこらしたものでせう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)