“じんりょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尽力63.6%
人力36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これほどよわり、いたわられている彼女が、ふたたび教職にもどれたのは、かげに早苗さなえ尽力じんりょくがあったのだ。早苗はいま、みさきの本村の母校にいた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
今度月給十一円でいよいよ羽生はにゅう在の弥勒みろくの小学校に出ることになったのは、まったく郁治の父親の尽力じんりょくの結果である。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「ナニ、ウラゴーゴル星が、地球を引き寄せたというのですか。ウフフ、それはどうも、大胆すぎる。遊星の運動は、人力じんりょくではどうすることもできない」
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「このたびの大捷は、すべて人力じんりょくとは思えません。今となってみると、ただただ神の御加護という気がします」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)