“岬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みさき86.5%
さき4.2%
はな4.2%
ミサキ2.1%
ざき1.0%
キャプ1.0%
ケイプ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巨大な樹木と深緑の草に蔽はれた山が湖岸まで裾をひき、絶壁をそばだたせ、みさきをつきだし、夢のやうな美しい景色が次々にひらけてきます。
アフリカのスタンレー (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
左手ゆんでみさき蘆原あしはらまで一望びょうたる広場ひろっぱ、船大工の小屋が飛々とびとび、離々たる原上の秋の草。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
忽ち一隻の舟ありて、漁父等の立てるみさきの下より、つるを離れし征箭さつやの如く、波平かなる海原を漕ぎ出で、かの怪しき島國の方に隱れぬ。
しかし、これを裏へ出れば屏風びょうぶうらとなり、遠からずして犬吠いぬぼうさきがあり、銚子の港がある。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しばらくして、その半眼はんがんに閉じた目は、斜めに鳴鶴なきつるさきまで線を引いて、その半ばと思う点へ、ひらひらと燃え立つような、不知火しらぬいにはっきり覚めた。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
死骸しがいはその日終日ひねもす見当らなかったが、翌日しらしらあけの引潮ひきしおに、去年の夏、庵室あんじつの客が溺れたとおなじ鳴鶴なきつるさきの岩にあがった時は二人であった。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
更に流霜りゅうそうふ事半里にしてえびすはなに到り、巌角につて遥かに湾内の風光を望み、雁影を数へつゝ半宵はんしょうに到りぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
小笠原嶋ブラボがはなに巻く渦のこほろこほろに故国くにこほしき
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
男伊達ならワントネのはなの潮のながれを留めて見な
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
要するに、後代まで山奥或は、ミサキ・島陰の僻陬に構へた隠れ里から、里の祝福を述べる為に、年暦の新なる機会毎に来訪すると言ふ形の、部落があつたのである。
「先陣ハ、和田ノミサキヲ巡ッテ、左岸ニ沿イ、兵庫港(経ヶ島)ヘ、上陸セヨ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たかひとつ見つけてうれしいらこざき 芭蕉
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
コンノウト殿下は病帝陛下がバグナア海岸へ御転地になったので、ようようキャプフェラの別荘へ出かけることが出来るのだった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
それが S57 の感情的な水平線と、snappy なケイプホウンの雲行きを思わせて、この狭い酒場タベルナ内部の色のついた空気を滅茶苦茶に掻き乱していた。