“ざき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
47.1%
41.2%
5.9%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ちょうどなんだな。裏と表と反対の方角に発達する訳になるな。これからの人間は生きながらざきの刑を受けるようなものだ。苦しいだろう」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かすみせきには返りざきの桜が一面、陽気はづれの暖かさに、冬籠ふゆごもりの長隠居、炬燵こたつから這出はいだしたものと見える。往来おうらい人立ひとだちだ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たかひとつ見つけてうれしいらこざき 芭蕉
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
じゅか、田中あたりか、ざきの森か、まさかこの順道じゅんどうをそのまま吉原へ入るのではあるまい。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)