“八”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
60.6%
やつ11.0%
はち8.4%
ぱち5.2%
やっ4.5%
3.9%
ばち2.6%
はつ1.3%
0.6%
はっ0.6%
(他:2)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“八”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.2%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
っちゃんが黒い石も白い石もみんなひとりで両手でとって、ももの下に入れてしまおうとするから、僕は怒ってやったんだ。
碁石を呑んだ八っちゃん (新字新仮名) / 有島武郎(著)
たすきをはづして、髪をかきあげて、おせきがつかはと店を出たのは、昼のつ(午後二時)を少し過ぎた頃であつた。
近頃の若い人たちには飛騨ひだ山脈、木曾きそ山脈、赤石山脈、やつたけ山脈などの名で親しまれているかも知れません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
日晒しの茎をやつ針に裂き、其を又幾針にも裂く。郎女の物言はぬまなざしが、ぢつと若人たちの手もとをまもつて居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たとへば(これ)がよこの(はち)の向合むかひあつて、みづうみなかばりやうしてうか
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこで平岡ひらをかはちせて、庭の模様を眺めしたが、不意に語調をへて、
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「正直なところを申上げますと、すみませんが、パイ軍曹どののいうことは、すべてうそぱちでありまして、ソノ……」
地底戦車の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
文代は薄々うすうす明智がいるなんて、うそぱちだと感づいていたけれど、さも気掛りらしく、尋ねて見る。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ちょっとおたずねですがな、お昼すぎごろに、ななやっつぐらいの子どもらが十人ほど通ったのを、見ませなんだかいな」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
為吉はまだやっつでしたが、非常に頭のよい賢こい子で、何かにつけて大人おとなのようなかんがえを持っていました。
少年と海 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
神女の人数を、ナヽ処女・処女・コヽノの処女などと勘定している。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
神女の人数を、ナヽ処女・処女・コヽノの処女などゝ勘定してゐる。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
道具をつけての稽古ならば、体当りで微塵みじんに敵の陣形をくずしてみたり、いちばちかの初太刀しょだちを入れてみる。
私さう申すと何で御座いますけれど、これでも女子をんなにしては極未練の無い方で、手短てみじかに一かばちか決して了ふがはなので御座います。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
が、銀座ぎんざ日本橋にほんばしをはじめ、深川ふかがは本所ほんじよ淺草あさくさなどの、一時いちじはつしよ
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はつ十通じつゝう十二通じふにつうひらきてはみよみてはひら
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
八五郎其所に居るか、誰か来たやうだ明けてやれ、と云はれて、なんだ不思議な、女らしいぞと口の中で独語つぶやきながら、誰だ女嫌ひの親分の所へ今頃来るのは、さあ這入りな、とがらりと戸を引き退くれば、さんお世話
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
殊にその頃は好んで下層社会に出入し、旅行をする時も立派な旅館よりは商人宿や達磨茶屋に泊ったり、東京にいても居酒屋や屋台店やたいみせへ飛込んではっさんくまさんとならんで醤油樽しょうゆだるに腰を掛けて酒盃さかずき献酬とりやりをしたりして
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
コロコロコロロと、しょっちゅうころがっているから、それでこころというのだなんて、昔の心学の先生などが、横山町よこやまちょうの質屋の路地奥なんかにきょをかまえて、オホン! とばかり、熊さんはっつあんや、道楽者の若旦那相手に説いたものですが、まったくそうかもしれません。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一の字をりつけられたのは、抗夫長屋ではやっていた、オイチョカブ賭博とばくの、インケツニゾサンタシスンゴケロッポーナキネオイチョカブのうち、このふだを引けば負けと決っているインケツの意味らしかった。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)