“埠頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふとう76.5%
はとば16.0%
どっく1.2%
オーフ1.2%
クエイ1.2%
バンド1.2%
パイアー1.2%
プリスタン1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その泥海の中へ埠頭(ふとう)の如(ごと)く伸びていて、もう直き沈没しそうに水面とすれすれになっているところもあり、地盤の土が洗い去られて
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ぽつり、ぽつり、ぽつりと、奉迎門の明るい電光飾に、三人の褞袍着(どてらぎ)の姿が埠頭(はとば)の広場に現れる。中の一人は白髪(はくはつ)に白髭(しらひげ)である。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
SS・H丸はいまやっと倫敦(ロンドン)テムズ下流のロウヤル・アルバアト埠頭(どっく)を離れたばかりのところに過ぎない。
七年前、沙港(シヤトル)の第二番埠頭(オーフ)で別れるとき、モオリーは
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ダンディ埠頭(クエイ)にはもうおそらく帰れぬだろうなあ。今度という今度は、いよいよ一(いち)か八(ばち)かだ。われわれの北の方には鯨がいたのだ。
埠頭(バンド)を埋めた黒山の群衆のなかから、日の丸の旗がちらちら見えるのに、負けてきた、という感慨(かんがい)が、今更(いまさら)のように口惜(くや)しく、済まないなアと込(こ)みあげて来ました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
明日、午後三時より三時半までのあいだ、東(イースト)二十四番街のリクリェーション埠頭(パイアー)の出際、「老鴉(オールド・クロウ)」なる酒場にてお待ち申しおり候、目印しは、ジルベーのジンと書いてある貼紙(はりがみ)の下。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)