“感慨”の読み方と例文
読み方割合
かんがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついに、このかもめは、きたをさしてながたびのぼりました。かれは、去年きょねんきた時分じぶんのことなどをおもしていろいろの感慨かんがいにふけりました。
馬を殺したからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
天下てんか役人やくにんが、みな其方そちのやうに潔白けつぱくだと、なにふことがないのだが。‥‥』と、但馬守たじまのかみは、感慨かんがいへぬといふ樣子やうすをした。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ちょうぜんとして感慨かんがいにふけっていると、とつぜん猟犬フハンは二つの耳をきっと立てて尾をまたにはさみながら、地面の上をかぎまわった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)