『少年連盟（しょうねんれんめい）』

暴風雨 雲は海をあっし海は雲をける。ぼうぼうたる南太平洋の大海原に、もう月もなければ星もない。たけりくるう嵐にもまれて黒暗々たる波濤のなかを、さながら木の葉のごとくはしりゆく小船がある。時は三月の初旬、日本はまだ寒いが、南半球は九月のごとく …

著者	佐藤紅緑
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「少年倶楽部」1931（昭和6）年8月号～1932（昭和7）年6月号
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約3時間44分（500文字/分）
朗読目安時間	約6時間13分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

白（ぱく） 伏（ぷく） 出来（しゅつたい） 貫（がん） 弛（し） 寂然（じゃくぜん） 重々（ちょうちょう） 尾（び） 係（がかり） 弾（だま） 転（てん） 塊（かい） 髪（はつ） 考（こう） 起（き） 降（こう） 称（しょう） 船首（せんしゅ） 張（ちょう） 右（ゆう） 失（しつ） 丈（じょう） 居（きょ） 囀（てん） 賞（しょう） 疎（そ） 労（ろう） 熟（じゅく） 脛（あし） 間（かん） 穏和（おんわ） 白（はく） 機（き） 登（とう） 泊（ぱく） 合（がっ） 重傷（じゅうしょう） 堆（たい） 上辺（じょうへん） 線（いと） 混（こん） 毛布（もうふ） 中旬（ちゅうじゅん） 淡（たん） 屈（くっ） 勢（いきお） 志（こころざ） 仏（ふつ） 望（ぼう） 戦（たたか） 抔（ぼう） 微笑（びしょう） 天（そら） 攫（かく） 巨濤（おおなみ） 弾（たま） 電光（でんこう） 電（でん） 処（しょ） 難（なん） 横腹（よこはら） 同胞（どうほう） 条（じょう） 旋風（せんぷう） 富豪（ふごう） 寝台（しんだい） 断念（だんねん） 鉄環（かなわ） 状態（じょうたい） 角（つの） 気勢（きせい） 白紗（はくさ） 故郷（こきょう） 気質（きしつ） 独（どく） 眼前（がんぜん） 遺物（いぶつ） 効験（こうけん） 効力（こうりょく） 閃（せん） 短銃（たんじゅう） 前脚（あえあし） 苦笑（くしょう） 間（けん） 刻（こく） 巨大（きょだい） 初旬（しょじゅん） 布（ぬの） 樹叢（じゅそう） 好奇（こうき） 帰（き） 好（す） 余（あま） 畳敷（じょうじ） 貯蓄（ちょちく） 突出（とっしゅつ） 下旬（げじゅん） 価値（かち） 洞中（どうちゅう） 徒歩（とほ）