“効力”のいろいろな読み方と例文
旧字:效力
読み方割合
ききめ53.8%
かうりよく15.4%
こうりょく15.4%
きゝめ7.7%
くりき7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかも撃剣のごとく、練習によりてその気合を認めるので、初めて効力ききめを生ずるものですから、素人にはできませぬのである。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
其時そのとき貴方あなたひとに、解悟かいごむかひなさいとか、眞正しんせい幸福かうふくむかひなさいとかこと効力かうりよくはたして、何程なにほどふことがわかりませう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そのとき貴方あなたひとに、解悟かいごむかいなさいとか、真正しんせい幸福こうふくむかいなさいとかうことの効力こうりょくはたして、何程なにほどうことがわかりましょう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その成斎の弟子に、度々たび/\色街へ出掛けて、女狂ひに憂身をやつしてゐる男があつた。いろ/\と両親が異見をしてみても、一向効力きゝめが無いので
さきに出した『今昔物語』の瓢箪から麦米を出した譚は、もと仏徒が『最勝王経』と『法華経』の効力くりきを争うたから起ったものだ。