“くりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
功力96.6%
効力3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とは云え、世になき人の執念は、法華経の功力くりきによって、成仏じょうぶつ解脱げだつのすべもあれど、容易に度しがたいは、世にある人の執念……。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
和泉堺のある寺の白犬勤行ごんぎょうの時堂の縁に来て平伏したが餅をのどに詰めて死し、夢に念仏の功力くりきで門番人の子に生まると告げ果して生まる。
さきに出した『今昔物語』の瓢箪から麦米を出した譚は、もと仏徒が『最勝王経』と『法華経』の効力くりきを争うたから起ったものだ。