“咽”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
むせ57.1%
のど20.9%
20.4%
のんど1.0%
いん0.3%
0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“咽”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.1%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.9%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
わたしはそう云いかけたなり、また涙にむせびそうにしました。すると御主人は昔のように、優しい微笑を御見せになりながら、
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
オオ父上かと、人前をも恥じず涙にめる声を振りしぼりしに、皆々さこそあらめとて、これも同情の涙にむせばれぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
ことに老人の傷処きずしょあらため見ればのどを一突にて深く刺れ「あっ」とも云わずに死せしとこそ思わるれ
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
娘は腕をふるわせ、顔の筋肉を緊張させ、眼をみはり、口でなにか私に訴えようとするのであるけれど、のどから声が出ない。
(新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
自分は胸きりの水中容易に進めないから、しぶきを全身に浴びつつ水にせて顔を正面まともに向けて進むことはできない。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
事実、なお中に踏み止まって、彼方此方かなたこなたと駆けている者は、時には煙にせ、時には火塵かじんをかぶっていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蠎蛇をろちの鳥を呑むときは、鳥自ら飛びて其のんどに入るといふ類にやあらん。
水なるかな、水ありて緑あり、水はのんど湿うるほし、緑は眼を潤す。
しばらくありて、右の小鳥は辺およびいん部に爪牙の跡を得、血を垂れ、来たりて小生に向かい哀を請うがごとし。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
加代姫は急にきあげ、その涙のひまひまに、