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咽
ふりがな文庫
“咽”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むせ
57.5%
む
21.1%
のど
19.3%
のんど
1.0%
いん
0.2%
くれ
0.2%
せ
0.2%
の
0.2%
むせび
0.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むせ
(逆引き)
つい先夜は、べつな場所で、久しぶり尾崎士郎の手に杯を見たが、かの莊重なる浪花ぶしが
咽
(
むせ
)
び出るにいたらぬまに別れてしまつた。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
咽(むせ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
む
(逆引き)
野毛橋
(
のげばし
)
は、通せんぼをして、彼を通さなかった。彼は、
咽
(
む
)
せるような匂いに包囲されて、軽々と、河岸の暗い所へ運ばれてしまった。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咽(む)の例文をもっと
(50作品+)
見る
のど
(逆引き)
老人は、
咽
(
のど
)
から絞り出すような声で私を叱った。そして、ひったくるように私の手から竿を取ったのである。何と憎々しい爺だろう。
想い出
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
咽(のど)の例文をもっと
(50作品+)
見る
▼ すべて表示
のんど
(逆引き)
嬉しさは
言
(
ことば
)
に尽し難し。水なるかな、水ありて緑あり、水は
咽
(
のんど
)
を
湿
(
うるほ
)
し、緑は眼を潤す。水ありて、人あり、獣あり、村をなす。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
咽(のんど)の例文をもっと
(5作品)
見る
いん
(逆引き)
しばらくありて、右の小鳥は
嘴
(
し
)
辺および
咽
(
いん
)
部に爪牙の跡を得、血を垂れ、来たりて小生に向かい哀を請うがごとし。
妖怪報告
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
咽(いん)の例文をもっと
(1作品)
見る
くれ
(逆引き)
御助け下されるのみならず
往々
(
ゆく/\
)
身
(
み
)
の
落付
(
おちつき
)
まで御世話下さるとは誠に
冥加
(
みやうが
)
至極
(
しごく
)
有難き仕合なりと
繰返々々
(
くりかへし/\
)
夫婦の者は
伏拜
(
ふしをが
)
み
嬉
(
うれ
)
し涙に
咽
(
くれ
)
たりけり是より半四郎は國元へ出立の
用意
(
ようい
)
に及び
日々
(
ひゞ
)
土産
(
みやげ
)
など調へしが
彌々
(
いよ/\
)
明日は出立せんと
別
(
わか
)
れを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
咽(くれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
せ
(逆引き)
加代姫は急に
咽
(
せ
)
きあげ、その涙のひまひまに
顎十郎捕物帳:21 かごやの客
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
咽(せ)の例文をもっと
(1作品)
見る
の
(逆引き)
看
(
み
)
そなわし、時わかずこれを試み給うや、いつまで汝われに眼を離さず我が
津
(
つ
)
を
咽
(
の
)
む間も我を捨て置き給わざるや
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
咽(の)の例文をもっと
(1作品)
見る
むせび
(逆引き)
取
交
(
かは
)
し
悦
(
よろこ
)
び
涙
(
なみだ
)
に
咽
(
むせび
)
けり
姑
(
しばら
)
くして
馬士
(
まご
)
云樣話は
宅
(
うち
)
で出來るから日の
暮
(
くれ
)
ぬ中
馬
(
うま
)
に
騎
(
のら
)
つせへ
否
(
いや
)
伯父
(
をぢ
)
樣と知ては
勿體
(
もつたい
)
ない
馬鹿
(
ばか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
咽(むせび)の例文をもっと
(1作品)
見る
“咽(
咽喉
)”の解説
咽喉(いんこう)は、首の一部であり、頸椎の前方にある。内部は咽頭と喉頭から構成され、口の奥、食道と気管の上にある。咽喉の重要な特徴として、食道と気管を分け、食物が気管に入るのを防ぐ喉頭蓋がある。
咽喉には、咽頭と喉頭のほかにさまざまな血管と筋肉がある。哺乳類の咽喉にある骨は、舌骨と鎖骨だけである。
(出典:Wikipedia)
咽
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
“咽”の関連語
喉
“咽”を含む語句
嗚咽
咽喉
幽咽
鳴咽
咽頭
咽泣
咽喉頸
咽喉加答児
欷咽
咽喉笛
咽喉仏
咽喉首
咽喉元
咽元
咽笛
咽喉太
咽喉部
耳鼻咽喉
咽喉自慢
咽返
...
“咽”のふりがなが多い著者
吉川英治
山本周五郎
谷崎潤一郎
泉鏡花
泉鏡太郎
国枝史郎
北原白秋
木暮理太郎
幸田露伴
森鴎外