“咽喉元”の読み方と例文
読み方割合
のどもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
咽喉元のどもと過ぐれば熱さを忘れると云って、よく、忘れてはしからんように持ち掛けてくるが、あれは忘れる方が当り前で、忘れない方がうそである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
突然いきなり山三郎の提げておりました所の關の兼元のの方へ両手を掛けて自らぐっと首筋をさし附けて、咽喉元のどもとをがっくり、あっと云って前へのめるから
彼は直ちに匕首あいくちが自分の咽喉元のどもとへ突き刺さるだろうと観念していると、曲者は一方の腕で何処までも頸をやくしたまゝ、一方の手で二度も三度も顔の上を