“咽喉管”の読み方と例文
読み方割合
のどくだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病人S氏の咽喉管のどくだ(カニューレ)を引き抜き、吸入をかけてやる。カニューレの掃除。初めてのこととて、T氏に教はる。見るに堪へなし。これを称して「ノド掃除」と言ふ。
続癩院記録 (新字旧仮名) / 北条民雄(著)
穀粒と名のつくものはただの一口も咽喉管のどくだを越させていないので、身体にたあいがなく、若いものでも一俵に二人、年寄りどもは四人がかりで一俵の米にとりつき、八日かかって
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)