“咽喉首”の読み方と例文
読み方割合
のどくび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東山への咽喉首のどくびも、近く人馬は稀れに、遠く空気は澄みきっていたから、橋の上に立ちどまった道庵が、米友をさし招き
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
妾の髪の毛で男の咽喉首のどくびを、くちなわのように巻いてもやったし、重いふすまを幾枚も重ねて、その中で男をしてもやったよ。……ご覧よ、女王様が別の男を召した。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
波紋の石は、まずこの江戸の咽喉首のどくび、品川の夜に投ぜられて、広く大きく、八百八ちょうへひろがっていく。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)