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蒸
ふりがな文庫
“蒸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
む
81.6%
むし
7.0%
ふか
3.8%
いき
3.2%
ふ
2.7%
すすむ
0.5%
むせ
0.5%
むれ
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
む
(逆引き)
「さうだ、
全
(
まつた
)
く
蒸
(
む
)
すね。
惡
(
わる
)
くすると、
明日
(
あした
)
は
雨
(
あめ
)
だぜ‥‥」と、
私
(
わたし
)
は
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
き
樣
(
ざま
)
に
答
(
こた
)
へた。
河野
(
かうの
)
の
眠
(
ねむ
)
さうな
眼
(
め
)
が
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
にチラリと
光
(
ひか
)
つた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
蒸(む)の例文をもっと
(50作品+)
見る
むし
(逆引き)
乏しい中から下谷の
伊予紋
(
いよもん
)
(料理店)へよって、口取りをあつらえたり、本郷の藤村へ立寄って
蒸
(
むし
)
菓子を買いととのえたりして訪れていた。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
蒸(むし)の例文をもっと
(13作品)
見る
ふか
(逆引き)
この十四日には家々で
強飯
(
こわめし
)
を
蒸
(
ふか
)
し、
煮染
(
にしめ
)
なぞを祝って遊び暮す日であるという。午後の四時頃に成っても、まだ空は晴れなかった。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
蒸(ふか)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
いき
(逆引き)
窓は閉めて、空気の通う所といっては階子の上り口のみであるから、ランプの油煙や、人の匂や、変に生暖い悪臭い
蒸
(
いき
)
れた気がムーッと来る。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
蒸(いき)の例文をもっと
(6作品)
見る
ふ
(逆引き)
饅頭
(
まんじゅう
)
を
蒸
(
ふ
)
かしていた
泥竈
(
へっつい
)
の下から、おやじが、火のついている
薪
(
まき
)
を一本
抛
(
ほう
)
りつけると、それは城太郎にはあたらないで、軒下につないであった老馬の脚にぶつかった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蒸(ふ)の例文をもっと
(5作品)
見る
すすむ
(逆引き)
そして、大衆文芸でおなじみの山崎
蒸
(
すすむ
)
を初め三十人ばかり討死した。剣では、どうにも仕方がなかったのであろう。
鳥羽伏見の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
蒸(すすむ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むせ
(逆引き)
とある
家
(
や
)
に
飯
(
いひ
)
蒸
(
むせ
)
かへり
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
蒸(むせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むれ
(逆引き)
山帰来葉
(
ばらんは
)
や山は
恋
(
こほ
)
しき日の
蒸
(
むれ
)
に
餅
(
もちひ
)
くるまむその葉摘みたむ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蒸(むれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
“蒸”を含む語句
蒸気
蒸氣
蒸汽
水蒸氣
水蒸気
薫蒸
小蒸汽
小蒸気
茶碗蒸
苔蒸
蒸籠
蒸暑
蒸焼
蒸々
燻蒸
蒸溜
蒸返
蒸殺
蒸菓子
川蒸汽
...
“蒸”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡太郎
夏目漱石
蒲原有明
有島武郎
三遊亭円朝
北原白秋
泉鏡花
夢野久作
島崎藤村