“すすむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
30.0%
20.0%
10.0%
10.0%
10.0%
10.0%
進歩10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愈〻、別れに臨んでは、口約束だけでは心もとないとあって、三郎すすむ
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すすむと云う字です。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すなわちそのみちとはなし、今の学校を次第しだいさかんにすることと、上下士族相互あいたがい婚姻こんいんするの風をすすむることと、この二箇条のみ。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから私の兄が久松家の用人をやめて自分の家に戻って後、そこには藤野古白こはくの老父君であった藤野すすむ翁が久松家の用人として住まっていた。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
中村勇左衛門即ち今弘前桶屋町おけやまちにいる範一はんいちさんの妻で、その子のすすむさんとわたくしとは書信の交通をしているのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そして、大衆文芸でおなじみの山崎すすむを初め三十人ばかり討死した。剣では、どうにも仕方がなかったのであろう。
鳥羽伏見の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
いや実にうまいものだ。この力強い文章はどうだ。それに引証の該博さは。……この塩梅あんばい進歩すすむとしたら五年三年の後が思い遣られる。まず一流という所だろう。
戯作者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)