篝火の女かがりびのおんな
箱根山脈の駒や足高や乙女には、まだ雪の襞が白く走っていた。そこから研ぎ颪されて来る風は春とも思えない針の冷たさを含んでいる。然し、伊豆の海の暖潮を抱いている山陰や、侍小路の土塀のうえには、柑橘の実が真っ黄いろに熟れていて、やはりここは赤城や …
作品に特徴的な語句
なし かの ざか はてし めま 良人ひと すすむ ゆかり いた 板囲かこい 旅舎たびのいえ がしら しょう かつ なづ たたかい から 確乎しっか 泥濘ぬかる うら かぼ 徴発めしあ かえ よろ いたわ ごと 小銃こづつ 迂遠うと たく すそ ぬの 行商あきない はず 蟋蟀きりぎりす うしろ かか あば おり 犠牲にえ ずり くく もと かしず くれない なり 由緒よし こう 赫々かっかく 赤縁えにし ちが ひい 燦々きらきら 宿しゅく 海鳴うみなり ほま 小競こぜり あゆ しるし 言伝ことづ うれ 篝火かがり あらた それがし 薬種くすり ひし とら おい いくさ 揶揄からか ひる こわ 明日あした 時機とき あか しば 店舗みせ あけ おど 後詰うしろまき 時刻とき 杜鵑とけん