“拱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こまぬ54.9%
こまね21.0%
15.9%
こま4.4%
きょう2.4%
0.7%
つく0.3%
アーチ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にもならないで、ばたりと力なく墓石から下りて、腕をき、差俯向いて、じっとして立って居ると、しっきりなしに蚊がる。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
僅かに小型の縞鯛、小けいづ、さより、沙魚などばかり釣れるもので、釣り人はいずれも竿を投げうち、腕をいて不漁を歎じていた。
姫柚子の讃 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
お勢母子の者の出向いた、文三は沈着て、徒然と机の蹲踞ッたまま腕をに埋めて懊悩たる物思いに沈んだ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
小事に齷齪しない手をぬいで、頭の奥で齷齪しているのである。外へ出さないだけが、普通よりが好いと云って僕は讃辞を呈したく思っている。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
紀州安堵峯辺でいう、栗鼠は獣中の山伏で魔法を知ると、これややもすれば樹枝に坐して手をし礼拝の態をすに基づく。
と、良人の賛五郎は、も湧かない顔つきで、ただ腕みの手を解いて、火鉢のふちへ置き代えただけだった。
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この位美しい女に、誘惑された以上、男として手をねていることはないと思ったので、一緒た。割合い広い家なのに、家人は一人もいない。
女強盗 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
拱橋がこれ程沢山あるのに、それ等のに、我々が橋に於る非常に重大な要素と思う楔石を持ったのが一つも無いのは、不思議に思われるが、而も日本人はその必要を認めていない。