トップ
>
拱
ふりがな文庫
“拱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こまぬ
55.2%
こまね
20.9%
く
15.8%
こま
4.4%
きょう
2.4%
ぐ
0.7%
つく
0.3%
アーチ
0.3%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こまぬ
(逆引き)
何
(
)
にもならないで、ばたりと力なく墓石から下りて、腕を
拱
(
)
き、
差俯向
(
)
いて、じっとして立って居ると、しっきりなしに蚊が
集
(
)
る。
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
拱(こまぬ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
こまね
(逆引き)
僅かに小型の縞鯛、小けいづ、さより、
沙魚
(
)
などばかり釣れるもので、釣り人はいずれも竿を投げうち、腕を
拱
(
)
いて不漁を歎じていた。
姫柚子の讃
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
拱(こまね)の例文をもっと
(50作品+)
見る
く
(逆引き)
お勢
母子
(
)
の者の出向いた
後
(
)
、文三は
漸
(
)
く
些
(
)
し
沈着
(
)
て、
徒然
(
)
と机の
辺
(
)
に
蹲踞
(
)
ッたまま腕を
拱
(
)
み
顋
(
)
を
襟
(
)
に埋めて
懊悩
(
)
たる物思いに沈んだ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
拱(く)の例文をもっと
(47作品)
見る
▼ すべて表示
こま
(逆引き)
小事に
齷齪
(
)
しない手を
拱
(
)
ぬいで、頭の奥で齷齪しているのである。外へ出さないだけが、普通より
品
(
)
が好いと云って僕は讃辞を呈したく思っている。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
拱(こま)の例文をもっと
(13作品)
見る
きょう
(逆引き)
紀州安堵峯辺でいう、
栗鼠
(
)
は獣中の山伏で魔法を知ると、これややもすれば樹枝に坐して手を
拱
(
)
し礼拝の態を
為
(
)
すに基づく。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
拱(きょう)の例文をもっと
(7作品)
見る
ぐ
(逆引き)
と、良人の賛五郎は、
興
(
)
も湧かない顔つきで、ただ腕
拱
(
)
みの手を解いて、火鉢のふちへ置き代えただけだった。
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
拱(ぐ)の例文をもっと
(2作品)
見る
つく
(逆引き)
この位美しい女に、
誘惑
(
)
された以上、男として手を
拱
(
)
ねていることはないと思ったので、
一緒
(
)
に
寝
(
)
た。割合い広い家なのに、家人は一人もいない。
女強盗
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
拱(つく)の例文をもっと
(1作品)
見る
アーチ
(逆引き)
拱橋がこれ程沢山あるのに、それ等の
拱
(
)
に、我々が橋に於る非常に重大な要素と思う楔石を持ったのが一つも無いのは、不思議に思われるが、而も日本人はその必要を認めていない。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
拱(アーチ)の例文をもっと
(1作品)
見る
拱
漢検1級
部首:⼿
9画
“拱”を含む語句
拱手
腕拱
拱廊
拱揖
斗拱
拱門
手拱
拱手傍観
拱格
老拱
拱黙
拱道
拱路
拱貫
拱衛
拱梁
三拱
拱州
拱居
拱基
...
“拱”のふりがなが多い著者
吉川英治
野村胡堂
泉鏡花
中里介山
林不忘
薄田泣菫
佐々木邦
夏目漱石
北原白秋
菊池寛