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こまぬ
ふりがな文庫
“こまぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
拱
98.2%
叉
1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拱
(逆引き)
彼は手を
拱
(
こまぬ
)
いで島田の来るのを待ち受けた。その島田の来る前に突然彼の
敵
(
かたき
)
の御常が訪ねて
来
(
き
)
ようとは、彼も思い掛けなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
また、さう云ふものが存在してゐる世の中に、住みながら、教育家とか思想家などと云ふ人達が、晏然として手を
拱
(
こまぬ
)
いてゐるのですもの。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
こまぬ(拱)の例文をもっと
(50作品+)
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叉
(逆引き)
御溝を
挾
(
はさ
)
んで今を盛りたる櫻の色の見て
欲
(
ほ
)
しげなるに目もかけず、物思はしげに小手
叉
(
こまぬ
)
きて、少しくうなだれたる頭の重げに見ゆるは、
太息
(
といき
)
吐く爲にやあらん。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
貞固は
叉
(
こまぬ
)
いていた手をほどいていった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
こまぬ(叉)の例文をもっと
(3作品)
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