“さすまた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刺叉50.0%
刺股22.2%
鋼叉11.1%
三叉5.6%
刺又5.6%
5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の株を買って、町人ながらも玄関に木剣、刺叉さすまた、袖がらみを列べて、ただの軽焼屋の主人で満足していなかった。
そして、太い刺叉さすまたが二本、その両側に立てられていて、その上の鉄棒には、首を打ち落された仔鹿かよの胴体が結びつけられてあった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
首には、流木の刺股さすまたをくくりつけられ、頭はまた妙な格好で、高く天竺てんじく玉に結び上げられている。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そこで潘璋の部下の馬忠というものが、熊手を伸べ、刺股さすまたを懸けて、遂に関羽を捻じおさえ、むらがり寄って高手小手にいましめてしまった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鋼叉さすまたに髪をからまれて、蜘蛛よりも手足を縮めてゐる女は、神巫かんなぎたぐひでゞもございませうか。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鋼叉さすまたに髮をからまれて、蜘蛛よりも手足を縮めてゐる女は、神巫かんなぎたぐひでゞもございませうか。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ヴィンダー 俺の大三叉さすまたが、恐ろしい鉄の轟きで天を震わせなくなってから、よい程時が経ったわ!
対話 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
忽ち、濠の水面へ、分銅繩ふんどうなわが飛ぶ、刺又さすまたがさぐる。そうして、組み合ったままの二つの人体を、陸へ引揚げました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほぼ食事をする位の時間が経つと、鬼は巨きなさすまたで曾を取り出して、また堂の下へ置いた。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)