“蝙蝠”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうもり78.7%
かうもり12.4%
かわほり3.7%
かはほり3.4%
バット0.7%
かふもり0.4%
かほもり0.4%
へんぷく0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蝙蝠”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.9%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行3.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
鳥とも蝙蝠こうもりとも判らないようなものが、きい、きい、と鋭い鳴声をしながら、時おり鼻のさきかすめて通った。
殺神記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
併し夫れは無駄であった。山伏は颯と身を浮かせ、空へ蝙蝠こうもりのように飛んだかと思うと、深い谷間へ飛び込んだのである。
稚子法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あみにかゝつたやうに、彼方あなた此方こなたを、すゞめがばら/\、ほら蝙蝠かうもりるやうだつた
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
蝙蝠かうもりなの、からかさなの、あら、もうえなくなつたい、ほら、ね、ながれツちまひました。」
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
福澤が蝙蝠かわほり傘一本で如何いかに士族の仮色こわいろを使うても、之に恐るゝ者は全国一人もあるまい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
西へ西へと志して爪探りに進み行けば、蝙蝠かわほり顔に飛び違い、清水の滴々したたりはだえとおして、物凄きこと言わむ方無し。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其時代助の脳の活動は、夕闇ゆふやみを驚ろかす蝙蝠かはほりの様な幻像をちらり/\とすにぎなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
手矛てほこに胸を刺し通されて、蝙蝠かはほりのやうに逆になつた男は、生受領なまずりやうか何かに相違ございますまい。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
風に乗って、飛んで、宙へ消えた幽霊のあと始末は、半助が赤鬼の形相のままで、蝙蝠バットを吹かしながら、射的店へ話をつけた。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……射的で蝙蝠バットを落す事さえ容易たやすくは出来ないんです。
朝から晩まで眞暗な茶の間の隅に、蝙蝠かふもりのやうにうづくまつてゐなければならなかつた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
曇日くもりびなので蝙蝠かほもりすぼめたまゝにしてゐるせいか、やゝ小さい色白いろじろの顏は、ドンヨリした日光ひざしの下に、まるで浮出うきだしたやうに際立きわだってハツキリしてゐる。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
たかだか植民地の町長ですからな。無鳥島の蝙蝠へんぷくでがすな。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)