“燕”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
つばめ73.7%
つばくろ12.2%
えん5.8%
つばくら4.5%
つばくらめ1.9%
(その他)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“燕”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語20.8%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション10.4%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本9.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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「へへえ、電気とやらいうもんはあかりがともるもんかと思ったら、これはまるで綱じゃねえか。雀やつばめのええ休み場というもんよ」
〔出典〕おじいさんのランプ(新字新仮名)/新美南吉(著)
農家の垣には梨の花と八重桜、畠には豌豆えんどう蚕豆そらまめ麦笛むぎぶえを鳴らす音が時々聞こえて、つばめが街道を斜めにるように飛びちがった。
〔出典〕田舎教師(新字新仮名)/田山花袋(著)
そしてそのまま、見返りお綱、つばくろの飛ぶかとばかり逸早いちはやく走って、あッと思うまに、宏壮な屋敷べいの角を曲って、ヒラリと姿を隠しかけた。
〔出典〕鳴門秘帖:02 江戸の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
つばくろ岳、台原山の連脈が東沢乗越のっこしで一旦低下して更に餓鬼、唐沢の二山を崛起くっきしているが、此処から見た餓鬼岳の姿は素派すばらしいものである。
〔出典〕美ヶ原(新字新仮名)/木暮理太郎(著)
東に、筆をえん成祖せいその前になげうって、「死せば即ち死せんのみ、詔や草すべからず」と絶叫したる明朝の碩儒方孝孺ほうこうじゅがある。
〔出典〕法窓夜話:02 法窓夜話(新字新仮名)/穂積陳重(著)
かくて、風浪のやや鎮まるのを待つうちに、もと袁紹えんしょうの大将で、いまは曹操に仕えているえんの人、焦触しょうしょく張南ちょうなんのふたりが、
〔出典〕三国志:07 赤壁の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
悠々ゆうゆうと通ったあとには、ただ、せわしないつばくらが、白い腹をひらめかせて、時々、往来の砂をかすめるばかり
〔出典〕偸盗(新字新仮名)/芥川竜之介(著)
ましてその河下かわしもにある部落には、もうつばくらも帰って来れば、女たちがかめを頭に載せて、水を汲みに行く椿つばきも、とうに点々と白い花を濡れ石の上に落していた。
〔出典〕素戔嗚尊(新字新仮名)/芥川竜之介(著)
そとぢや五月のつばくらめついついひらりと飛び翔る。
〔出典〕思ひ出:抒情小曲集(旧字旧仮名)/北原白秋(著)
したしみねぶる比翼ひよくつばくらめよ、
〔出典〕春鳥集(旧字旧仮名)/蒲原有明(著)
家なみのひさし紺暖簾こんのれんに飛びちがえるつばくろの腹が、花ぐもりの空から落ちる九つどきのざしを切って、白く飜えるのを夢みるような眼で、女は下からながめて行った。
〔出典〕つづれ烏羽玉(新字新仮名)/林不忘(著)
つばさコツキリコ、畦道あぜみちやギリコ
〔出典〕桐の花(新字旧仮名)/北原白秋(著)
「さあ、もう一発やりますよ。あとは式がすんでからです。今度のは、私の郷国の名前では、柳雲飛鳥りゅううんひちょうといいます。柳はサリックス、バビロニカ、です。飛鳥はスワロウです。日本でも、柳とつばめを云いますか。」
〔出典〕ビジテリアン大祭(新字新仮名)/宮沢賢治(著)