“燕尾服”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんびふく93.5%
えんび2.2%
アビ2.2%
ドレスコート2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人公の所謂いわゆる怪紳士は、つまりルパンなのだが、燕尾服えんびふくを着た学生みたいな男であった。それと刑事とがおきまりの活劇を演じるのだ。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
パパの書斎へ行って長いことなにか話してから、燕尾服アビ大礼服デコルテに風を入れはじめた。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
パパの燕尾服ドレスコートは悲しげで、ママのモンタントはいかめしすぎてちっとも似あわない。ママはよほど前からこんなものがきらいになっているんだけど、きょうは愚痴をいわなかった。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)