“極”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
22.2%
きま20.5%
きわ16.8%
ごく10.1%
8.3%
きは5.5%
きまり3.2%
きょく2.4%
きわま1.9%
きわみ1.7%
はて1.2%
きわめ1.1%
きはま0.9%
きはみ0.7%
きめ0.6%
0.6%
きはめ0.4%
きよく0.4%
ゴク0.3%
0.1%
キハ0.1%
きまっ0.1%
いみじ0.1%
かぎ0.1%
きはまり0.1%
きよ0.1%
きわまり0.1%
ぎめ0.1%
けま0.1%
こう0.1%
ひど0.1%
0.1%
キョク0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その出た月に、どれを問題にすると云ふことをめておいて皆でいろんな方面から研究してこの次のか次の次のかで発表することにしたらと思ひます。
従来わめて親切につ妥当な批評をして来た、甲賀三郎氏がこれいて、批評しなかったということを、私には鳥渡受け取れません。
印象に残った新作家 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は探偵小説のすじを考えるために、方々ほうぼうをぶらつくことがあるが、東京を離れない場合は、大抵たいてい行先がきまっている。
目羅博士の不思議な犯罪 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
換言すればその詩を味わう読者各自の能知に内在する、その原型の模型にどれだけ照応するかの程度によって各評価者の価値判断がきまるのであろう。
文学の中の科学的要素 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
何しろその頃洛陽といえば、天下に並ぶもののない、繁昌はんじょうきわめた都ですから、往来にはまだしっきりなく、人や車が通っていました。
杜子春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
御互のように命についてはきわめて執着の多い、奇麗きれいでない、思い切りのわるい連中が、こうしてぴんぴんしているような訳かも知れません。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
落話おとしばなしごく面白おもしろい事があるから一せきをしへてげようといふので、をそはりたてのお話しでございます
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
予が書いたものの中に小説というようなものは、僅に四つ程あって、それが皆ごくの短篇で、三四枚のものから二十枚ばかりのものに過ぎない。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「いえ、ちょいと帯を直しただけ、なんにもなさいません。平常ふだんから綺麗すぎるほど綺麗なお嬢さんで、お化粧もく手軽な方でしたが——」
その時炎の上にそそがれて居た彼の瞳に、ふと何の関聯もなしに、妻の後姿が、く小さく——あのフェアリイほど小さく見えるやうな気がした。
と満枝の手首にすがれるまま、一心不乱の力をきはめて捩伏ねぢふ捩伏ねぢふせ、仰様のけざま推重おしかさなりてたふしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
飮水のみみづではないので、きはめてしほからいが、そこあさい、かゞんでざぶ/″\、さるぼうでらるゝ。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たれ近着ちかづきでもすれば、きまりわるさうにいそいでむねからなにかをつてかくしてしまふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
きまりが悪うございますわ。……(太郎は米搗き、次郎は夕な、夕な。)……薄暮合うすくれあいには、よけい沢山たんと飛びますの。」
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
心配のきょくこわくなって、ちょっと立ち懸けたが、まあ大丈夫だろう、人間はそう急に死ぬもんじゃないと、度胸をえてまた尻を落ちつけた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老齢な袁紹は、日夜、数百里を逃げつづけてきたため、心身疲労のきょくに達し、馬のたてがみへうつ伏したまま、いつか、口中から血を吐いていたのであった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腰掛こしかけから腰掛こしかけまわあるいて、大声おおごえで、こんな不都合ふつごうきわま汽車きしゃいとか
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
この横光氏が、日本というものについての複雑きわまる質問に、彼の標準による作家らしさ、手際よさで答えなければならない端目はめにおかれたのである。
凄絶せいぜつまた惨絶さんぜつきわみであった、アンドレイ、エヒミチはよこたわったまま、まだいきころして、ちぢめて
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
第一俳諧随筆類と祝詞と前後したることは不体裁のきわみ也。最初に発刊の趣旨を置き、次に祝詞祝句を載せ、その次に随筆類その次に俳句などにて宜しかるべくと存候。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
茫々ぼうぼうたる海のはては遠く太平洋の水と連なりて水平線上は雲一つ見えない、また四国地しこくじが波の上にあざやかにえる。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
いつまでもこの世に留めたいと思ふ物を作るために、東洋でも、西洋でも、あるひは何処のはてでも、昔から人間が努めてゐる姿は目ざましい。
一片の石 (新字旧仮名) / 会津八一(著)
徳川幕府では、寛政のはじめに、仁和寺にんなじ文庫本を謄写せしめて、これを躋寿館に蔵せしめたが、この本は脱簡がきわめて多かった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
余の家の南側は小路にはなって居るが、もと加賀の別邸内であるのでこの小路も行きどまりであるところから、豆腐売りでさえこの裏路へ来る事はきわめて少ないのである。
九月十四日の朝 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
腰掛こしかけから腰掛こしかけまはあるいて、大聲おほごゑで、這麼不都合こんなふつがふきはま汽車きしやいとか
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しからんな。名の為にじつを顧みないに至つては閥族ばつぞくの横暴もきはまれりだ。」と憤慨ふんがいした。
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
凄絶せいぜつまた慘絶さんぜつきはみつた、アンドレイ、エヒミチはよこたはつたまゝいきころして
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かの高きにいましてきはみなくかつ言ひ難きさいはひは、恰も光線のつやある物に臨むがごとく、馳せて愛にいたり 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ますます思いせまる事ありて覚悟をきめしならんと身を潜まして窺うに、幾度か欄干へ手をかけて幾度か躊躇し、やがて下駄を脱ぎすつる様子に走り倚りて抱き留めたり。
良夜 (新字新仮名) / 饗庭篁村(著)
丁度お若さんがこのいおりこもる様になった頃より、毎日々々チャンと時間をきめて廻って来る門付かどづけの物貰いがございまして、衣服なりも余り見苦しくはなく
ビクトワールは刑事連中の方ですでに自分等のことを嗅ぎ出して張り込んでいるんだとひとめに思い込んでしまっていた。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
今まで人跡未蹈と独りめで信じていた自分等は、あれ程立派な道形があったにもかかわらず、人が通ったことのない沢として置きたいので、仰山らしくこんな言葉をいい交わした。
釜沢行 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
居酒屋いざかやける非職官人ひしよくくわんじん懺悔ざんげ自負じふ白状はくじやうきはめ面白おもしろし。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
春夏は渓水けいすゐに遊び秋冬は山にかくる、きはめて長寿する亀は是なりとぞ。
厚顏無耻なのか、無智のきよく罪が無いのかわからないおりかに對しても、とるにも足りないものに向ふ時の、ゆとりのある心持が湧いて來た。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
くらがりの海のものおそろしさも、衰弱のきよくとなれる神経を刺すこと多く、はてはもとの𤍠湯の中に死なずして目をひらうをとなり申しさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ゴクの近代まであつた、不景気の世なほしに、秋に再び門松を立てたり、餅を搗いたりした二度正月の風習は、笑ひ切れない人間苦の現れである。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
秋は、楸を用ゐる。楸は梓の一種であつた。棒にするには、ゴク都合の良い木である。恐らく、秋の祭りに楸の木を使用したものであらう。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三ツ岳から南、国境の大尾根は幾重の雲がからみ合い重り合って、遠い空のてに銅色を帯びた雲の峰が強い日光に照り映えている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「ひさかたの天の香具山このゆふべ霞たなびく春たつらしも」(巻十・一八一二)、「いにしへの事は知らぬを我見ても久しくなりぬ天の香具山」(巻七・一〇九六)、「昨日こそ年はてしか春霞春日の山にはや立ちにけり」(巻十・一八四三)、「筑波根に雪かも降らる否をかもかなしき児ろがにぬほさるかも」(巻十四・三三五一)。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
——京中、動乱シテ、恐怖、流言、キハマリナシ。〔官務記〕
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
併し、キハみなく美しいお人でおざりましたがよ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
有益な本で実価は安いなどと威張いばって出掛けると、ソレじゃほかへ持て行けと云うにきまって居るから、一番、その裏をかいて、
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
如何いかにも今夜は好機会で、きさえすれば必ず上首尾ときまって居るから、功名手柄を争うは武士の習いで、仲間中の両三人が、
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
くちなはなんいみじおぢける。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、凡愚ぼんぐの子のかぎりもなく訴えた。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その歌は數千のしろかねの鈴ひとしく鳴りて、柔なる調子の變化きはまりなきが如く、これを聞くもの皆頭を擧げて、姫が目よりみなぎり出づる喜をおのが胸に吸ひたり。
精神をきよめて進んで行きなさい
わがくに皇統連綿、天地ときわまりなし。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
いやに疑るのは見っともない、男らしくもない、とそういうから、成程そうだと、自分ぎめで、好かれてると思ってる。ああ、ずっとれられたんだと思って、これでも色男に成済なりすましているんだ。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
林「う邪魔にせなえでもえが、是でちゃんと縁附えんづくけまっているからね、知らず/\して縁はな物味な物といって、ちゃんときまっているからね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
奇異あやしく、怖しく思ふ程に、内野にありける十歳許なる死人を、此れ川原に持行ててよと責めければ、男終日長谷より歩みこうじて、力なく堪へ難くて、我れ長谷に三年月参りして、結願して帰る時しもかゝる目を見るこそ、に前世の果報の致す所なめれ。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
賄は七八人以下の団体稼だんたいかせぎの時分には廻りコックにて、これにも初めはひどく閉口したが今では仲々下手へたなおさんどんなどはだしだよ。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
それはるよ、くすりだもの……はおまへかえ。
兵法ノキョクハ、兵ヲシテ、ヨロコンデ死ナシムルニアリ
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)