“区別”のいろいろな読み方と例文
旧字:區別
読み方割合
くべつ57.1%
わかち14.3%
けじめ14.3%
ちがひ4.8%
みさかひ4.8%
みわけ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかづきをさめるなり汽車きしやつていへ夫婦ふうふ身体からだは、人間にんげんだかてふだか区別くべつかない。遥々はる/″\た、とはれてはなんとももつきまりわるい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これはもうごく大体の分ち方で、その中には細かな区別わかちもいろいろありますが、それは専門にわたりますからよします。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
……今日では、もはや、武家、町人と区別けじめを立てる時節でもなく、町家でも手堅い家であり、また気立ての好い人物ひとならば、綾を何処どこへでもお世話をお願いしたい。
南部藩と仙台藩の区別ちがひが言葉の調子にも明白あきらかで、少しも似通つた所がないけれども、同県人といふ感じが渠をしてよく国訛りを出させる。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その癖亜剌比亜アラビア馬とはんな馬をいふのか、一向区別みさかひがつかず、骨牌の切札とはどんなものか、それも知りもしなかつた。
持っておる女なのか、今では全く区別みわけがつかないので御座います
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)