“区々”のいろいろな読み方と例文
旧字:區々
読み方割合
まちまち82.1%
くく12.5%
まち/\5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女達はいずれも誘拐されてきた者と見え、衣服も髪かたちも区々まちまちであったが、みんな眼を泣腫なきはらして、ぶるぶるふるえている様子だった。
其角と山賊と殿様 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかるにその別ちも付かずにただ子供のように女のように、区々くくたる人情にからまれて居るというのは分らん話だ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
君の云ふ通りどの証人も所謂いはゆるそつけない声に就いては異論がなかつた。ところが所謂鋭い声となると区々まち/\なことを云つてゐる。