病院横町の殺人犯びょういんよこちょうのさつじんはん
千八百〇十〇年の春から夏に掛けてパリイに滞留してゐた時、己はオオギユスト・ドユパンと云ふ人と知合になつた。まだ年の若いこの男は良家の子である。その家柄は貴族と云つても好い程である。然るに度々不運な目に逢つて、ひどく貧乏になつた。その為めに意 …
作品に特徴的な語句
しづか 所為しよゐ ごん 黄玉くわうぎよく 少許せうきよ さか 追躡つゐせふ ヂエ 往来ゆきゝ こた 撥条はじき 時々じゞ 何処いづこ 仮令たとへ 膂力りよりよく わづか 許多きよた 極微ごくみ さかさ 饒舌しやべ はじめ ざま せは 上下うへした 天稟てんりん いへ きれ かし すゝ 爪痕さうこん 片影かたかげ けだもの ほゞ 夜更よふけ やゝ ひま 外道げだう 腫脹しゆちやう おそれ ちまた 譃衝うそつ つまづ にん 前側ぜんそく ぢやう 左胸さきよう いそが 所謂いはゆる たち 揶揄からか しん 擦傷すりきず 就中なかんづく 恐然きようぜん 錯愕さくがく 貸厩かしうまや ことば 名告なの あば 辮髪べんぱつ 追尋つゐじん のど 分疏いひわけ 慊焉けんえん 闃然げきぜん うなじ 元金もときん 巫女みこ C町セエまち かど 看做みな おど 為方しかた 為業しわざ 為遂しと なげう もた 物争ものあらそひ 独語ひとりごと 寝台ねだい 抽斗ひきだし 血蹤はかり 粗笨そほん 寝衣ねまき わな 肋状あばらなり 背後うしろ 射物しやぶつ あご 一廉ひとかど