“撥条”のいろいろな読み方と例文
旧字:撥條
読み方割合
ばね36.4%
バネ27.3%
はじき18.2%
ぜんまい18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは二輪の車で、内部は茶褐色ちゃかっしょくの皮で張られ、下には組み合わせ撥条ばねがついており、ただ郵便夫と旅客との二つの席があるきりだった。
丁度一分ぐらい経ったと思われる頃、撥条バネが外れたようなジジーという音がした。すると速水は、床から器械を外すのであった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこでこれはどこかに撥条はじきが隠れてゐるだらうと思つた。釘だけの事を考へると、如何にも不思議らしく見えても、撥条があるとすると、解決の道が付くのだ。
それは自由にねじ合わせたりねじあけたりできるもので、一つの箱となっている。箱の中には時計の撥条ぜんまいが隠されている。