“はじき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハジキ
語句割合
撥条40.0%
勘定20.0%
弾械20.0%
鎖鬚20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしたことか傍にあるのは、持ち慣れた、磨き立つた、好く油を引いた鳥銃ではなくつて、古い銃身には一面にさびの附いた、撥条はじきの落ちた、を虫の喰つた鳥銃です。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
それに引きかえて値段の高い晦日蟹の塩茹となりゃあ、どうしても三杯酢で一パイと言う処で、誰が聞いても恵比寿講の何厘何毛という利前勘定はじきとは思われませぬ奢りの沙汰で御座います。
お通はその声を聞くや否や、弾械はじきのごとく飛起きて、きっと片膝を立てたりしが、伝内の眼に遮られて、答うることをせざりき。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし鎖鬚はじきよりもちぢくれた鬚が生えていても