“かんぢやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勘定95.0%
還錢5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天秤商人てんびんあきうどつてるのは大抵たいていくづばかりである。それでも勘次かんじやすいのをよろこんだ。かれわづかぜに幾度いくたび勘定かんぢやうしてわたした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この四郎右衞門は當年たうねん六十五歳の老人らうじんなり夫を是より三十五年のあひだ殘金ざんきん勘定かんぢやうかゝらばこれ何歳なんさいに至るぞや大岡殿おほをかどの仁心じんしんおもふべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
斯く語りつゝ、男は又から/\と笑ひて云ふ。やすき價なり。この宿の客人に、還錢かんぢやうのかく迄廉きことは、その例少からん。都よりの馬のしろ、六日の旅籠はたごを思ひ給へ。われ。我志をば既に述べたり。