“仁心”の読み方と例文
読み方割合
じんしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物語り然れば明後日はかねて本望ほんまう成就じやうじゆ仕つらんと云けるにお花は元來友次郎も雀踊こをどりして喜びこれひとへに大岡殿の仁心じんしんより出る處なりと南の方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かゝるかたきが、植物界しょくぶつかいにも、人間界にんげんかいにも、つねぢんどって相鬪あひたゝかふ……仁心じんしん害心がいしんとが……しかうしてしいかたつときは、たちま毒蟲どくむし取附とりつかれて、その植物しょくぶつ枯果かれはつる。
さて三人は三人とも、実に医術もよくできて、また仁心じんしんも相当あつて、たしかにもはや名医の類であつたのだが、まだいゝ機会をりがなかつたために別に位もなかつたし、遠くへ名前も聞えなかつた。
北守将軍と三人兄弟の医者 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)