“仁王立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
におうだ55.6%
におうだち33.3%
にわうだち7.4%
にわうだ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このとき、谷博士は、研究所の塔の下部にある広い実験室のまん中に、仁王立におうだちになって、気がおかしくなったように叫んでいる。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
何百年かわからない古襖ふるぶすまの正面、板ののようなゆか背負しょって、大胡坐おおあぐらで控えたのは、何と、鳴子なるこわたし仁王立におうだちで越した抜群ばつぐんなその親仁おやじで。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『えい、殘念ざんねんだ/\、此樣こんとき本艦ほんかん水兵すいへいうらやましい。』とさけんだまゝ、空拳くうけんつて本艦々頭ほんかんかんとう仁王立にわうだち轟大尉とゞろきたいゐ虎髯こぜん逆立さかだまなじりけて
けむり陰々いん/\として横倒よこだふれにたのが、とき仁王立にわうだちにつたのである。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)