“虎髯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とらひげ61.1%
こぜん33.3%
ひげ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の僧はもう一度青田のあいだを歩き出した。が、虎髯とらひげの生えた鬼上官だけはまだ何か不安そうに時々その童児をふり返っていた。……
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『えい、殘念ざんねんだ/\、此樣こんとき本艦ほんかん水兵すいへいうらやましい。』とさけんだまゝ、空拳くうけんつて本艦々頭ほんかんかんとう仁王立にわうだち轟大尉とゞろきたいゐ虎髯こぜん逆立さかだまなじりけて
其事そのことこの虎髯ひげがおはなしもうすのが順當じゆんたうでせう。』と不意ふゐ室内しつない飛込とびこんでたのは、れい磊落らいらくなる虎髯大尉こぜんたいゐ本名ほんめい轟大尉とゞろきたいゐであつた。