“とらひげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虎髯68.8%
虎鬚18.8%
虎髭12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武村兵曹たけむらへいそうその仲間なかまつて、しきりに愉快ゆくわいだ/\とさはいでつたが、何時いつ何處どこから聞知きゝつけたものか、れい轟大尉とゞろきたいゐ虎髯とらひげはぬつとすゝ
先頭の大将は、と見れば、虎鬚とらひげさかさまに立ち、目は百れんの鏡にしゅをそそいだごとく、その叫ぶ声は雷にも似て一丈八尺の大矛をふり廻し
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その内に始まった饗応きょうおうの演芸が、いかにも亜米利加三界まで流れてきたという感じの浪花節なにわぶしで、虎髭とらひげはやした語り手が苦しそうに見えるまで面をゆがめて水戸黄門様の声をしぼりだすのに
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)