“轟大尉”の読み方と例文
読み方割合
とゞろきたいゐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武村兵曹(たけむらへいそう)も其(その)仲間(なかま)に入(い)つて、頻(しき)りに愉快(ゆくわい)だ/\と騷(さは)いで居(を)つたが、何時(いつ)何處(どこ)から聞知(きゝつけ)たものか、例(れい)の轟大尉(とゞろきたいゐ)の虎髯(とらひげ)はぬつと進(すゝ)み出(で)て
『其事(そのこと)は此(この)虎髯(ひげ)がお話(はなし)申(もう)すのが順當(じゆんたう)でせう。』と不意(ふゐ)に室内(しつない)へ飛込(とびこ)んで來(き)たのは、例(れい)の磊落(らいらく)なる虎髯大尉(こぜんたいゐ)、本名(ほんめい)轟大尉(とゞろきたいゐ)であつた。
『えい、殘念(ざんねん)だ/\、此樣(こん)な時(とき)、本艦(ほんかん)の水兵(すいへい)が羨(うらや)ましい。』と叫(さけ)んだまゝ、空拳(くうけん)を振(ふ)つて本艦々頭(ほんかんかんとう)に仁王立(にわうだち)、轟大尉(とゞろきたいゐ)は虎髯(こぜん)逆立(さかだ)ち眦(まなじり)裂(さ)けて