“其”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
その45.3%
35.6%
それ15.1%
0.5%
0.5%
ソノ0.5%
ソレ0.5%
それがし0.3%
0.3%
0.2%
(他:9)1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“其”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション91.2%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本81.6%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸32.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その主人しゆじんうへおもふことくまでふかく、かくも眞面目まじめもの
またその甲板かんぱん下部したには數門すもん大砲等たいほうなど搭載つみこまれるのではあるまいか
うち或る者が勢力を得て、それが文語になると云ふと、他の方言は勢力を失ふからして、其の文語の爲に壓倒せられる。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかもゆきなすゆびは、摩耶夫人まやぶにんしろほそはな手袋てぶくろのやうに
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「ハッハッハッヽヽヽそれなら初めから小作人まかせにして御自分は札幌に居る方がからう。」と他の属官が言つた。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
この先を詳しく話す勇気は僕にありません。事実を露骨に手短に話しますから、それ以上は貴様あなたの推察を願うだけです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「わらは」は童男童女いずれにもいい、「老人おいびと女童児をみなわらはも、が願ふ心だらひに」(巻十八・四〇九四)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大伴家持が長歌の一節に、「老人おいびと女童児をみなわらはも、が願ふ、心たらひに、撫で給ひ、治め給へば」と歌つてゐるのは、かゝる大御心への奉答であり讃美であらう。
君臣相念 (新字旧仮名) / 亀井勝一郎(著)
「じもの」の語原については、「物」「物」など言ふ印象分解説はあるが、其では「もの」の説明を閑却してゐる。
枯野カラヌを塩に焼き、があまり琴に作り、かきひくや 由良の門中トナカ岩礁イクリに ふれたつ なづの木の。さや/\(仁徳記)
ところが、其おことばが縁を引いて、此郷の山には、ソノマタ、貴人をお埋め申すやうな事が、起つたのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
藤氏四流の如き、今に旧態をへざるは、モツトモソノ位に在るを顧みざるものぞ、とおトガめが降つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれだ。コノおれだ。大津の宮に仕へ、飛鳥の宮に呼び戻されたおれ。滋賀津彦シガツヒコソレが、おれだつたのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ソレすら、其後ソノゴ、人の世になつても、氏貴い家々の娘ネヤの戸までも、忍びよると申しまする。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「先ずそれがしの方寸としては最初江戸にて事を起こし漸次駿府大阪京都と火の手を挙ぐるがよろしかろう。また甲斐国甲府の城は要害堅固にして征むるに難い。しかし某の兵法をもってすれば陥落おとしいれることも容易である。一手は下野しもつけ日光山に立籠もることも肝要でござろう。華麗を極めた東照宮を焼き立てるのも一興じゃ」
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
実はそれがし先生お屋敷へ、本日参上いたしましたところ、江戸へ参ってご不在との御事。と、いつもの悪い癖が——酔興とでも申しましょうか、悪い癖がムラムラと起こりまして、少しく無礼とは存じましたが、門弟の方へ一応断わり、この大門札ひき外し、旅舎まで持参いたしました、がしかし決して粗末にはいたさず、床の間へ立てかけ見事の筆蹟を、打ち眺め居りましてござります。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
リョウノ太キ格子コウシヘダテテ訪ネ来ル手ハ、黄八丈キハチジョウノ着物ニ鹿シボリノ広帯ヲ締メ、オ河童カッパニ三ツノアカキ『リボン』ヲ附ク、今ヨリ約十八年ノ昔ナリ。名乗リ出デヨ吾ガ双生児ノ同胞ハラカラ
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
巧言令色足恭コウゲンレイショクスウキョウウラミカクシテノ人ヲ友トスルハ、丘コレヅ とか、生ヲ求メテモッテ仁ヲ害スルナク身ヲ殺シテ以テ仁ヲ成スアリ とか、狂者ハ進ンデ取リ狷者ケンジャサザル所アリ とかいうのが、それだ。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「松山の指紋はハッキリ附いていますが、ほかには誰の指紋も見当りません」
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これつい不便ふべんな事は、其昔そのむかし朝夕あさいふ往来わうらいして文章を見せ合つた仲間の大半は
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
う言やマア、さうですがね、しかしくまア、軍人などで芸妓げいしや落籍ひかせるの、妾にするのツて、お金があつたもンですねエ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
其約束も極めて置きたいねと微笑んで言へば、そいつはいけない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
己れは子あまたある末子なる女童この昼渡り近き池に遊ぶを制すれど聴かず、そのまま遊ばせ人に取られて死ぬべかりしをそこに来合せ命を助けたもうとこの女子に聞いた嬉しさに謝恩のため迎え申したと言って、何とも知れぬうまい物を食わす、さて主人いわく己は竜王なり
が、そにる、る、りつゝあるはなんであらう。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——そりや僕も、おやぢすねを食ひ荒して、斯様こん探偵にまで成り下つたんだから、随分惨酷ざんこくなことも平気でつて来たんですが、——篠田には実に驚いたのです、社会党なんぞ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「それは、屹度きつと、其のお嬢様も左様さういらつしやいませうよ」と、老母はやがて口をきて「先生様のやうに、口数がおくなくて、お情深くて、何から何まで物が解つていらしつて、其れでドツしりとして居なさるんですもの、そりヤ、女の身になれば誰でもねエ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
安行の屍体は自宅へ、お杉と𤢖の亡骸なきがらは役場へ、れに引渡ひきわたしの手続てつづきえた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しろうめとやれ、つぼみかたくツてもお天氣てんきとほ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
天孫又問ひて曰はく、「カノ秀起ホダたる浪の穂の上に、八尋殿やひろどのてゝ、手玉タダマもゆらにハタ少女ヲトメは、これ子女ムスメぞ。」答へて曰はく
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)