“春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はる95.9%
しゅん1.5%
はあ1.1%
うすづく0.4%
しゆん0.4%
ハル0.4%
ファル0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、大空おおぞらからもれるはるひかりけていましたが、いつまでもひとところに、いっしょにいられるうえではなかったのです。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しゅん長閑のどかなる、咲く花にさえずる鳥は人工のとても及ばぬものばかりで、富者ふしゃ貧者ひんじゃも共にけて共に喜ぶ権利はことならない
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「おはあどんしゃくやわ。グウグウいびきかいて寝てるねん。嫌い! 大嫌い! 悦子お春どん殺してやるわ!」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
うすづくや穂麦が中の水車 同
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
罷違まかりちがふて旧道きうだうみな歩行あるいてもしうはあるまい、ういふ時候じこうぢや、おほかみしゆんでもなく、魑魅魍魎ちみまうりやうしほさきでもない、まゝよ、とおもふて、見送みおくると親切しんせつ百姓ひやくしやう姿すがたえぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
恋の使のハルの小雨が
錦木 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ファルヤマも、百合ユーリ花盛ファナサカリーイ、きすゅるソーデニオのしおらしや……」
骨仏 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)