“春昼”のいろいろな読み方と例文
旧字:春晝
読み方割合
しゅんちゅう54.5%
しゆんちう27.3%
しゆんちゆう9.1%
ひる9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、殺すといい、殺してくれと叫んでいた男と女が、気だるい春昼しゅんちゅう納屋倉なやぐらに、蒸れ合うばかりな情炎の餓鬼となって苦悶した。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
のんのんと瞳の中に言ふ聴けば春昼しゆんちうにして花か咲きたる
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
春昼しゆんちゆうや根黍かがやき黒豚の仔豚連れ走りよき霞なり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
春昼ひるである。暖かい。雲雀がお喋舌りをつづけている。
首頂戴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)