“藤”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ふじ60.0%
とう18.0%
ふぢ18.0%
どう2.0%
ツル2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“藤”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 植物学 > 植物学12.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
木曾路にはふじの花が咲き出すころに、彼は馬籠と福島の間を往復して、代官山村氏が名古屋表への出馬を促しにも行って来た。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と、そこにはもうおふじが、大きく硝子戸をけながら、心配そうな眼を見張って、二人の出て来るのを待ち受けていた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「只今御宅へ伺いましたところで、ちょうどよい所で御目にかかりました」ととうさんは鄭寧ていねいに頭をぴょこつかせる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
迎えの勅使としてとう大納言が来たほかにまた無数にまいったお迎えの人々をしたがえて兵部卿の宮は宇治をお立ちになった。
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
りし四ぐわつすゑつかた、さくらりて青葉あをばのかげにふぢ花見はなみといふころ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
土地とち鹽辛しほから蒲鉾かまぼこ外郎うゐらうおよ萬年町まんねんちやう竹屋たけやふぢ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かのうらぶれのいか物師、 木どうがかりのかどなれや。
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
⦅後どう又兵衛いつつも拝んだづなす⦆
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
次に「藤ニ生ズ」とあるが、これは痩せて長いヒョロヒョロした茎、すなわちツルの様な茎に生じているとの意であるから、我がカキツバタの様に茎がツンと一本立ちに突き立っていては決してツルの様なと形容する事は出来ない。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
次に「藤に生ず」とあるが、これは痩せて長いヒョロヒョロした茎、すなわちツルのような茎に生じているとの意であるから、わがカキツバタのように茎がツンと一本立ちに突き立っていては決して藤のようなと形容することはできない。
カキツバタ一家言 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)