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『竜』
ふりがな文庫
『
竜
(
りゅう
)
』
宇治の大納言隆国「やれ、やれ、昼寝の夢が覚めて見れば、今日はまた一段と暑いようじゃ。あの松ヶ枝の藤の花さえ、ゆさりとさせるほどの風も吹かぬ。いつもは涼しゅう聞える泉の音も、どうやら油蝉の声にまぎれて、反って暑苦しゅうなってしもうた。どれ、ま …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1919(大正8)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
審
(
ふしん
)
巫女
(
かんなぎ
)
尾
(
び
)
魚鱗
(
うろくず
)
側
(
かたわら
)
金鼓
(
ごんく
)
獺
(
かわおそ
)
明
(
あかる
)
眩
(
まば
)
扭
(
よじ
)
道理
(
ことわり
)
詰
(
つめ
)
温
(
ぬる
)
中
(
あた
)
朝夕
(
あさゆう
)
我
(
が
)
反
(
かえ
)
聳
(
そびや
)
後
(
うしろ
)
天
(
あめ
)
外
(
はず
)
見下
(
みくだ
)
法師
(
ほうし
)
注
(
そそ
)
水脈
(
みお
)
欺
(
だま
)
牛車
(
ぎっしゃ
)
梭
(
おさ
)
枝
(
え
)
痒
(
がゆ
)
目
(
ま
)
睨
(
ね
)
描
(
えが
)
私
(
わたくし
)
抱
(
だ
)
童部
(
わらんべ
)
簇々
(
ぞくぞく
)
総身
(
そうしん
)
心
(
しん
)
縁
(
えん
)
御社
(
おやしろ
)
得業
(
とくごう
)
後
(
のち
)
尾
(
お
)
好
(
よ
)
天上
(
てんじょう
)
大路
(
おおじ
)
逆
(
さから
)
堤
(
つつみ
)
今日
(
きょう
)
四方
(
よも
)
伴
(
とも
)
鋒
(
ほこさき
)
開
(
ひら
)
間
(
あいだ
)
双紙
(
そうし
)
間
(
ま
)
鼻蔵
(
はなくら
)
黒金
(
くろがね
)
麻緒
(
あさお
)
漣
(
さざなみ
)
鵜
(
う
)
煽
(
あお
)
片唾
(
かたず
)
鯉鮒
(
こいふな
)
鮓売
(
すしうり
)
猿沢
(
さるさわ
)
魂胆
(
こんたん
)
珠数
(
じゅず
)
生憎
(
あいにく
)
高札
(
こうさつ
)
痒
(
かゆ
)
香花
(
こうげ
)
瘤
(
こぶ
)
的
(
まと
)
益
(
ますます
)
飛行
(
ひぎょう
)
風鐸
(
ふうたく
)
眉
(
まゆ
)
頷
(
うなず
)
眩
(
まぶ
)
頭巾
(
ずきん
)
瞞
(
だま
)
瞬
(
またた
)
神鳴
(
かみなり
)
面妖
(
めんよう
)
禰宜
(
ねぎ
)
面
(
おもて
)
稚児
(
ちご
)
靄
(
もや
)
雲間
(
くもま
)
稲妻
(
いなずま
)
朦朧
(
もうろう
)
途方
(
とほう
)
託宣
(
たくせん
)
途端
(
とたん
)
逸事
(
いつじ
)
衆生
(
しゅじょう
)
重々
(
じゅうじゅう
)
蟠
(
わだかま
)