“風鐸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうたく81.8%
すず9.1%
ふうりん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、その光がさしてゐるだけに、向うの軒先のきさきに吊した風鐸ふうたくの影も、かへつて濃くなつた宵闇よひやみの中に隠されてゐる位である。
漱石山房の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
風鐸すずおと四方よもに起りて春あさし隆恩殿に向ひて歩む
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
振売の時、チリンチリンと鳴らすが、似ているからって、風鐸ふうりん蕎麦と云うんだそうです。聞いても寒いわね。風鐸どころですか、荷の軒から氷柱つららが下って。