“風体”のいろいろな読み方と例文
旧字:風體
読み方(ふりがな)割合
ふうてい89.5%
なり5.3%
いでたち1.8%
ふうたい1.8%
ごようす0.9%
フウテイ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“風体”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
働いている女中は、みんな日本髪で、ずっこけ風に帯を結び、人生のあらゆるものにびくともしないような風体ふうていに見える。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)
「どうも坊主にはなっておらぬらしいが、どんな風体ふうていでいても見逃がすなよ。だがどうせ立派ななりはしていないのだ」
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
呼声よびごえから、風体なり恰好かっこう、紛れもない油屋あぶらやで、あのあげものの油を売るのださうである。
雨ばけ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「いま出ていった提灯の連中は何者ですか。立派な風体なりをしていたが、真逆ここまで入ってきたわけじゃないでしょうね」
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夜光を背にしてよくは見えないが、つんつるてんの紺飛白こんがすりに白い兵児へこ帯を太く巻いて、後世の英傑西郷先生の元祖みたいな風体いでたちだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ヤトラカン・サミ博士は、この、売占乞食うらないこじきに紛らわしい風体いでたちでもう、何年となく、せいろん島コロンボ市の、ことにマカラム街の珈琲コーヒー店キャフェ・バンダラウェラのあたりを、一日いっぱいうろついて
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
集とは其風体ふうたいの句々をえらび、我風体と云ふことを知らするまで也。我俳諧撰集の心なし。しかしながら貞徳ていとく以来其人々の風体ありて、宗因そういんまで俳諧をとなへ来れり。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
されば先生は常にはかまをも着せず、一書生いちしょせい風体ふうたいなるにかかわらず、予が家の婢僕等ひぼくら尊敬そんけいして、呼ぶに先生を以てし、門番もんばん、先生を見ればにわかに衣をまといてその裸体らたいおおいてれいせり。
「妾は眼が悪う御座いますので、三尺も離れた方の風体ごようすはボーッとしか解りませんが……」
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
相手「予等ハ此地点ニ通リカカルヤ、一大驚異イチダイキョウイヲ発見セリ。突然予等ノ行手ユクテニ銃ヲシテ立チ防ガリタル一団アリ。彼等ハ異様イヨウ風体フウテイヲナシ身ノタケ程ノ雑草ザッソウチュウヒソミ居リシモノナリ。全身ニ毒草ドクソウノヨウナモノヲツケタルモ、……」(判読不能)
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)