“風呂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ふろ87.0%
ぶろ6.5%
バス2.8%
おゆ0.9%
かま0.9%
ふれ0.9%
ワンナ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“風呂”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 戯曲2.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
庸三は時間が惜しかったので、早く食事をしようと思って、その前に風呂ふろに入ることにして、急いで風呂場の方へ出て行った。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
身がまえたといっても、風呂ふろの中で立ち泳ぎをしているときのように、おかしいほど、お尻がふわりと浮きあがる気持だった。
大宇宙遠征隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
疲れきっている彼らにとっては、音楽はトルコ風呂ぶろであり、なま温かい湯気であり、マッサージであり、長煙管ぎせるです。
こんな会話があってから、ちょうど幸い行水の季節になって来たので、私は再び、物置きの隅に捨ててあった西洋風呂ぶろをアトリエに運び、彼女の体を洗ってやるようになりました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
夜遊神などというものの巣は、あさましいみすぼらしいものであって、よい音楽だの、よい風呂バスだの、よい絵画だのよい盆栽だのと、そんなものを備えてなんかいない筈です。
彌生はうしろの壁に短刈りの頭を持たせかけて、恰で寢風呂バスにでもつかつてゐるやうに、ヤグラの上に脚を伸し、掛つてゐる毛布をピラミツド型にして、胸の上で針を動かしてゐた。
痴日 (旧字旧仮名) / 牧野信一(著)
名物の谷中やなか生姜は葉が青く生々していて、黒い土がおとされると、真白な根のきわにほの赤い皮が、風呂おゆから出た奇麗な人の血色のように鮮かに目立った。
こう言って彼は風呂かまの前に端然たんぜんとして控えていたが、伝二郎にも、それから丁稚にさえ自身てずから湯を汲んで薄茶を奨めてくれた。
とみ ほんに、コレラのはやつとるとだつた。おやすさん、風呂ふれつてこんかな……。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
やす あんたたちと話すごた行かんたい。そんなら同じこツたもん。(起ちあがり)どら、風呂ふれへいつてう……(出て行きながら)一番の蚊帳、早うまた吊つとかんと、おツ母さんにおこらるるばい。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
風呂ワンナ」で、マヤコフスキーは、労働者青年の中からのソヴェト・エジソンの出現、小市民趣味と盲目的な外国、資本主義国崇拝の排撃、最後に社会主義の勝利、社会主義の「風呂」で、はじめて人間がきれいにされるということを主張した。
ソヴェトの芝居 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)