“鴫焼”の読み方と例文
読み方割合
しぎやき100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百合 何でございますねえ。……おかずも、あの、お好きな鴫焼しぎやきをして上げますから、おとなしくしていらっしゃいまし。お腹が空いたって、人が聞くと笑います。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「オホホ、いやですネエ、お戯謔ふざけなすっては。今鴫焼しぎやきこしらえてあげます。」
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
料理は鮪の刺身、照焼の魚、鴫焼しぎやき茄子なす、ひややつこ、薩摩汁などにさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「キュウリの学問が流行はやり出したら、茄子なす鴫焼しぎやきなんぞは食えなくなるだろう、そんなことは、どうでもいい、早く悪食あくじきを食わせろ、そのギュウという悪食をこれへ出せ、思うさま食ってみせる」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
またある富商は常に野菜の走りを賞味することを好むものなるが、親しく出入する人その価附ねづけを見しに、隠元豆いんげんまめの初めて市場に出でしというが一二十本にて代金二分、同じく茄子なす鴫焼しぎやきが代金七両とあるに舌を巻きて驚き、昔の一食に万銭を費せしというもこれには過ぎじといいしなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
御吹聴ごふいちょう鴫焼しぎやきで一杯つけな。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)