“把”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
64.9%
10.4%
6.9%
とら4.0%
つか3.5%
にぎ3.0%
3.0%
2.0%
たば1.0%
0.5%
(他:2)0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“把”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸17.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.8%
歴史 > 伝記 > 個人伝記3.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
照之助は黙ってそっと這入って来ましたので、わたくしは探りながらその手をって、お居間の方へ案内してまいりました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
私はその歯をって海へ投げ込んだ時、あたかも二尾の大きいふかが蒼黒い脊をあらわして、船を追うように近づいて来た。
はなしの話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お帰りに重とうござえましょうが、芋茎ずいきでかく成りましたから五六ひっこ抜いてお土産にお持ちなすって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
十二月二十五日、——伊達家では亀千代の家督の礼として、基近もとちかの太刀、棉五百、銀五百枚を将軍家に献上した。
にこにこしながら手も汚さず汗も出さず、綽々しゃくしゃくとして刈ってるが、四と五把との割合をもってより多く刈る。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ただ字を書く事は重宝がられて、彼も妻もよく手紙の代筆をして、沢庵たくわんの二三本、小松菜の一二礼にもらっては、真実感謝して受けたものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
外部の圧迫に細り細りながら、やがて瀕死ひんしの眼にとらえられたものは、このように静かな水の姿ではなかろうかと……。
苦しく美しき夏 (新字新仮名) / 原民喜(著)
長い間かかって、人生の隠微なるものの姿をとらえようとしていたのに、それらはもうあのままに放置されてあった。
冬日記 (新字新仮名) / 原民喜(著)
今にもぶっ倒れそうな痩男やせおとこがひらひらと紙幣を屋台に差出し、手でつかんだものをもう口に入れていた。
火の唇 (新字新仮名) / 原民喜(著)
いや、宗教を離れては、どうしても「生きる」ということのほんとうの意味を、つかむことはできないのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
これほど思つた心の一端をもにぎつて示しもしない中に、その小さなやさしい鳩は飛び去つて了つたのではないか。
ひとつのパラソル (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
木蘭色もくらんじき無垢むくを着て左の手に女郎花おみなえし桔梗ききょう、右の手に朱塗しゅにぎりのはさみ持たせられしまま
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かまどうへすゝけたちひさな神棚かみだなへはからげてた一なへせてあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
の一わらなはにすれば二房半位ばうはんぐらゐで、草鞋わらぢにすれば五そく仕上しあがるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おまけに、妻籠へ割り当てられた松明たいまつも三千だ。いや、村のものは、こぼす、こぼす。」
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ところがこういう煩雑はんざつなるき料を支給する必要もなく、さっさと家内の者限りで一日の中にも千二千把、機械を運転して籾落しが済むようになると、すなわち小農場は小さいながらに
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
道糸は、人造テグスの一分半くらいの太さのもの一たば、二十間を全部用いる。
那珂川の鱸釣り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
継娘をばそのままで岩頭から二人をいっしょに突き落とすと、継子のほうは運よく途中の木の根に衣物の裾が引っ懸かって助かり、実子のほうはカヤたばの重さで下の谷川の大石の上にころび落ちて
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
そうして、それを螺旋らせん締棒しめぼうの下に押込んで、をぐるぐると廻し始める。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
 等はその繊細なる者なり。壮大を壮大とし繊細を繊細とするは普通なれども、時としては壮大なる題目をとって比較的繊細に作するの技倆ぎりょうもなかるべからず。例へば五月雨を詠ずるに
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
大家苦心の句をとって平凡と目するに至ることあり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
さらばとてひければおきな菜刀なきりはうてうとりさらのなかへさら/\とおとしてけづりいれ、豆のをかけていだせり。