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倚
ふりがな文庫
“倚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
よ
94.2%
もた
1.9%
も
1.2%
かか
0.7%
ヨ
0.5%
か
0.5%
よっ
0.2%
き
0.2%
よら
0.2%
より
0.2%
▼ 他 7 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よ
(逆引き)
大異は林の中へ入ってすぐそこにあった大木の根本へ坐って、幹に
倚
(
)
っかかり、腰の袋に入れていた食物を
摘
(
)
みだして
喫
(
)
いはじめた。
太虚司法伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
倚(よ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
もた
(逆引き)
兵卒らがその死人を
舁
(
)
き出して、うしろの壁に
倚
(
)
せかけると、
冬瓜
(
)
のような大きい玉がその懐中から転げ出したので、驚いて更に検査すると
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
倚(もた)の例文をもっと
(8作品)
見る
も
(逆引き)
襖
(
)
をあけて、
椽側
(
)
へ出ると、向う二階の
障子
(
)
に身を
倚
(
)
たして、那美さんが立っている。
顋
(
)
を
襟
(
)
のなかへ
埋
(
)
めて、横顔だけしか見えぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
倚(も)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
かか
(逆引き)
福介
(
)
もその一人で、今から五年前、出羽の秋田から江戸へ出て来て、
倚
(
)
るつもりの忰や娘に先立たれ、知らぬ他国で
如何
(
)
しようもなくなって
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
倚(かか)の例文をもっと
(3作品)
見る
ヨ
(逆引き)
午前二時に朝の来る生活に、村びとも、宮びとも、忙しいとは思はずに、起きあがる。短い暁の目覚めの後、又、物に
倚
(
)
りかゝつて、新しい眠りを継ぐのである。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
倚(ヨ)の例文をもっと
(2作品)
見る
か
(逆引き)
「どうか一つ。私もこの年になって
倚
(
)
かる子はなし、
依怙
(
)
にするのは
貴方
(
)
一人なんだから」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
倚(か)の例文をもっと
(2作品)
見る
よっ
(逆引き)
お島は帯をときかけたままの姿で、押入に
倚
(
)
かかって、組んだ手のうえに
面
(
)
を伏せていた。
疳癪
(
)
まぎれに
頭顱
(
)
を振たくったとみえて、
綺麗
(
)
に結った島田髷の根が、がっくりとなっていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
倚(よっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
き
(逆引き)
「いかなる人も農奴と領主、家臣と藩主、俗人と僧侶という風に相倚存——
倚
(
)
存の
倚
(
)
は
倚
(
)
るという字ね、ニンベンの——相倚存していることが見出される」
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
倚(き)の例文をもっと
(1作品)
見る
よら
(逆引き)
かく
呟
(
)
きつつ庭下駄を
引掛
(
)
け、急ぎ行きて、その想へるやうに燈籠に
倚
(
)
しめ、頬杖を
拄
(
)
しめ、空を眺めよと教へて、
袂
(
)
の
皺
(
)
めるを
展
(
)
べ、
裾
(
)
の
縺
(
)
を引直し、さて好しと、
少
(
)
く
退
(
)
きて姿勢を見るとともに
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
倚(よら)の例文をもっと
(1作品)
見る
より
(逆引き)
造次
(
)
何ぞ曾て復讎を忘れん 門に
倚
(
)
て
媚
(
)
を献ず
是
(
)
権謀 風雲帳裡無双の士 歌舞城中第一流
警柝
(
)
声は沉む
寒堞
(
)
の月 残燈影は冷やかなり
峭楼
(
)
の秋 十年剣を磨す
徒爾
(
)
に非ず 血家血髑髏を貫き得たり
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
倚(より)の例文をもっと
(1作品)
見る
倚
漢検1級
部首:⼈
10画
“倚”を含む語句
倚掛
偏倚
倚凭
倚子
倚懸
安樂倚子
相倚
倚添
倚木
彼此相倚
偎紅倚翠
半倚
山倚
倚託
狂倚
竹倚
長倚子
倚頼
倚陶軒
倚重
...
“倚”のふりがなが多い著者
吉川英治
国木田独歩
島崎藤村
夏目漱石
有島武郎
国枝史郎
徳田秋声
山本周五郎
永井荷風
森鴎外