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『道草』
ふりがな文庫
『
道草
(
みちくさ
)
』
健三が遠い所から帰って来て駒込の奥に世帯を持ったのは東京を出てから何年目になるだろう。彼は故郷の土を踏む珍らしさのうちに一種の淋し味さえ感じた。 彼の身体には新らしく後に見捨てた遠い国の臭がまだ付着していた。彼はそれを忌んだ。一日も早くその …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「朝日新聞」1915(大正4)年6月3日〜9月14日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4時間54分(500文字/分)
朗読目安時間
約8時間9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
少
(
ずく
)
全
(
まったく
)
交際
(
つきあう
)
食
(
くっ
)
生
(
うみ
)
破
(
われ
)
度
(
たん
)
触
(
あ
)
悉
(
ことご
)
損
(
す
)
生
(
はや
)
疑
(
うたがわ
)
肯
(
うな
)
焦燥
(
あせり
)
端折
(
ぱしょ
)
執拗
(
しつおう
)
嫌
(
ぎらい
)
輝
(
てら
)
退
(
しり
)
冷
(
ひえ
)
結
(
な
)
仰
(
おっし
)
肯
(
うけ
)
更
(
ふか
)
直
(
じか
)
跳
(
ぱ
)
辛
(
がら
)
迂回
(
まわりみち
)
囁
(
つぶ
)
留
(
どま
)
外
(
そら
)
敗
(
いた
)
結
(
いわ
)
上
(
あげ
)
露
(
さら
)
自
(
みず
)
弄
(
もてあ
)
生
(
うま
)
復
(
もど
)
寡
(
ずく
)
終
(
おお
)
上
(
うわ
)
端緒
(
いとくち
)
直
(
じき
)
倦怠
(
けたる
)
披
(
かぶ
)
動
(
いご
)
引摺
(
ひっずり
)
遣
(
やっ
)
退
(
さ
)
漸
(
よう
)
寝衣
(
ナイトガウン
)
羞恥
(
はにかみ
)
冷
(
ひやや
)
窘
(
たし
)
私
(
あたし
)
返
(
ぺん
)
予
(
あらか
)
例
(
いつ
)
退出
(
たいしつ
)
反
(
そり
)
囁
(
つぶや
)
嫁
(
かた
)
食気
(
しょっき
)
故
(
もと
)
長
(
ちょう
)
正体
(
たわい
)
蒼白
(
あおしろ
)
倚
(
か
)
下
(
さが
)
余
(
あん
)
好
(
すき
)
弁別
(
みわけ
)
撫
(
さす
)
羅宇
(
ラウ
)
髑髏
(
しゃりこうべ
)
擲
(
たた
)
額
(
たか
)
捨
(
ず
)
篏
(
はめ
)
旨
(
うも
)
捉
(
つら
)
端
(
はじ
)
志
(
シリング
)
曇
(
どん
)
判明
(
はっき
)
確
(
しっ
)
妾
(
わたくし
)
慣
(
つ
)
逍遥
(
あちこち
)
片端
(
きれはし
)
反
(
ぞ
)
些
(
ちっ
)
返
(
へん
)
異
(
かわ
)
落
(
おっ
)
鮮明
(
あざや
)
跪
(
ひざ
)
強請
(
せび
)
後
(
ご
)