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寡
ふりがな文庫
“寡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すくな
43.2%
すく
26.1%
か
15.9%
やもめ
5.7%
くわ
2.3%
すくの
2.3%
ずく
2.3%
すくね
1.1%
すけ
1.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すくな
(逆引き)
左内は色の白い、眉の秀でた小柄の美少年で、口数の
寡
(
すくな
)
い、極めて温和な、どちらかというと少女のような優しい性質をもっていた。
城中の霜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
寡(すくな)の例文をもっと
(38作品)
見る
すく
(逆引き)
だが、
山家
(
やまが
)
らしい質素な食事に二人で相変らず口数
寡
(
すく
)
なく向った後、私達が再び暖炉の前に帰っていってから大ぶ立ってからだった。
楡の家
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
寡(すく)の例文をもっと
(23作品)
見る
か
(逆引き)
部落の戦いは
翌朝
(
よくちょう
)
まで続いた。が、
寡
(
か
)
はついに衆の敵ではなかった。
素戔嗚
(
すさのお
)
は味方の若者たちと共に、とうとう敵の手に
生捉
(
いけど
)
られた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
寡(か)の例文をもっと
(14作品)
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▼ すべて表示
やもめ
(逆引き)
かく
寡
(
やもめ
)
となりしを
便
(
たよ
)
りよしとや、
言
(
ことば
)
を
巧
(
たく
)
みていざなへども、
一〇四
玉と
砕
(
くだ
)
けても
瓦
(
かはら
)
の
全
(
また
)
きにはならはじものをと、幾たびか
辛苦
(
からきめ
)
を忍びぬる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
寡(やもめ)の例文をもっと
(5作品)
見る
くわ
(逆引き)
川口村は
水口村
(
みづくちむら
)
の
誤
(
あやまり
)
で下総の岡田郡である。将門はこゝで自から奮戦したが、官と賊との名は異なり、多と
寡
(
くわ
)
との
勢
(
いきほひ
)
は
競
(
きそ
)
は無いで退いた。秀郷貞盛は息をつかせず攻め立てた。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
寡(くわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
すくの
(逆引き)
軟
(
やわらか
)
い木の
薪
(
たきぎ
)
で炊いたものより
堅木
(
かたぎ
)
の方が良く出来ます。それに水車で
搗
(
つ
)
いたお米は水分を含んでいて味も
悪
(
わ
)
るし
殖
(
ふ
)
え方も
寡
(
すくの
)
うございます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
寡(すくの)の例文をもっと
(2作品)
見る
ずく
(逆引き)
産婆はこういって
度盛
(
どもり
)
の柱の中に
上
(
のぼ
)
った水銀を振り落した。彼女は比較的言葉
寡
(
ずく
)
なであった。用心のため産科の医者を呼んで
診
(
み
)
てもらったらどうだという相談さえせずに帰ってしまった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
寡(ずく)の例文をもっと
(2作品)
見る
すくね
(逆引き)
長「どうしても体に骨を折って欲がねえから、苦労が
寡
(
すくね
)
いせいだ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
寡(すくね)の例文をもっと
(1作品)
見る
すけ
(逆引き)
向うは
高
(
たか
)
が
寡
(
すけ
)
ないから、若党でも
何
(
なん
)
でもよいから、堅い者なればというのだから、手前なれば
極
(
ごく
)
よかろうとあらまし相談が整った所が、隣の草履取の孝助めが胡麻をすった為に
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
寡(すけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“寡”の意味
《名詞》
(カ)少数派。少人数。
(やもめ)夫を失った女。
(出典:Wiktionary)
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
“寡”を含む語句
寡言
寡婦
寡聞
鰥寡
寡人
言葉寡
多寡
寡黙
衆寡
寡勢
寡少
寡欲
寡兵
寡慾
寡居
鰥寡孤独
寡婦暮
口寡
寡作
寡口
...
“寡”のふりがなが多い著者
清水紫琴
牧野富太郎
与謝野寛
アリギエリ・ダンテ
内村鑑三
徳冨蘆花
三遊亭円朝
二葉亭四迷
中島敦
幸田露伴