“素戔嗚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すさのを75.0%
すさのお25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高志こし大蛇をろちを退治した素戔嗚すさのをは、櫛名田姫くしなだひめめとると同時に、足名椎あしなつちが治めてゐた部落のをさとなる事になつた。
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
たとへば神代の豪傑たる素戔嗚すさのをの尊に徴すれば、尊は正に千位置戸ちくらおきどの刑罰を受けたのに相違ない。しかし刑罰を受けたにしろ、罪悪の意識は寸毫すんがうも尊の心を煩はさなかつた。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
部落の戦いは翌朝よくちょうまで続いた。が、はついに衆の敵ではなかった。素戔嗚すさのおは味方の若者たちと共に、とうとう敵の手に生捉いけどられた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また実際仲間の若者たちも彼の秘密をぎつけるには、余りに平生へいぜい素戔嗚すさのおが、恋愛とははるかに縁の遠い、野蛮やばんな生活を送り過ぎていた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)