“嗅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
か96.2%
かぎ1.4%
け0.8%
かが0.4%
かい0.2%
き0.2%
くさ0.2%
くせ0.2%
けえ0.2%
にお0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らの本能的な嗅覚(きゅうかく)は、常に好餌(こうじ)のある場所を嗅(か)ぎ当てる。好餌を発見すると、得たりとばかりごっそり移動し、食欲を満足させる。
鰻の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
失礼ですが、そいつは偏見というものですよ、私にいわせると、寧(むし)ろ、煙管(パイプ)たばこは嗅(かぎ)煙草などよりずっと身体に良いくらいですよ。
この置場の入口を少し嗅(け)えで見て、その足でお店(たな)の奉公人たちを一人残らず洗って来い。
申すまでもなく、これは麻酔剤を嗅(かが)しているので……あまり早く少女が覚醒しては困る事があると見えます。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
誰も居なければ盗んでやろうか。他(ひと)の小便を嗅(かい)でおこうか。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
和歌の集(つど)い、香(こう)を嗅(き)く会、また、蹴(け)まり、散楽(さんがく)、すごろく、貝合(かいあわ)せ、投扇興(とうせんきょう)。
違います……そのハンボン・エキスの嗅(くさ)い事というたなら鼻毛が立枯れする位で、それを工合良うビール瓶に詰めて、長崎の仏蘭西(フランス)人に売りますと、一本一万円ぐらいに売れますなあ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
亥「冗談じゃアねえ知らしてくれゝば嗅(くせ)え鰹節(かつぶし)の一本か酢(すっ)ぺい酒の一杯(いっぺい)でも持って、旦那お芽出度(めでと)うござえやすと云って来たものを」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
イグナート・イグナートウィッチ! 嗅(けえ)でくれ! 嗅でくれ! 医者の口を嗅でくれ!
ピムキン、でかした! (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
水道の敷設がえでもあるのか深く掘り返した黒土が道幅の半分にもりあげられて、暗(やみ)を照らしたカンテラの油煙が臭い嗅(にお)いを漲(みなぎ)らしている。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)